熊本市上通り長崎書店様での原画・ジクレー版画展は無事終了致しました。

沢山のご感想と温かいメッセージありがとうございました。

80名以上の方々からの心温まる応援メッセージは、今後の創作に挑むための大きな励みになりました。本当にありがとうございます。

ジクレー版画6作品の販売は終了しました。

今後は各地を巡回し、
次回は2026年12月5日(土)〜12月26日(土)
福岡県遠賀町
HANAOCOFFEE(ハナオコーヒー)
にて販売致します。

※2026年6月15日(月)-6月28日(日)
熊本県人吉市
某アートギャラリースペース
では展示のみを行います。

詳細が発表できるようになり次第

SNS等にて告知致します。

望洋 BOUYOU

(ジクレー版画)

薄桃色に染まる夕焼けや朝焼けの空に魅せられ、日の入り時刻を確かめては、さまざまな場所へ足繁く通いました。

そうして追い求め続けていると、ある日突然、言葉では表現できないほどの感動に満ちた、色と光に包まれた空間に出会うことがあります。

自分の内にある不要なものを、すべて溶かしてしまうような、あの感覚は忘れえません。

それを絵で完全に表現することは到底できませんが、以来、夕焼けを題材にした絵を描き続けています。

夕焼けのあと、空はやがて暗くなり、どこか寂しい気持ちになりがちです。

見る人の気持ちが少し前向きになるよう、夕焼けの空にたくさんの気球を描きました。

一日が終わる夕焼けのイメージに、「新しい何かが始まる」という気持ちを重ねたいと思いました。

Wistaria

(ジクレー版画)

藤の花のような淡い紫色をWistaria(ウィスタリア)といい、夕日が沈んだあと、ほんの数分間だけ空がこのウィスタリアに染まる瞬間が稀にあります。

季節の変わり目や秋ごろ、とくに雨が上がったあとや湿気のあるときに、この色に出会えることが、経験上多くあります。

ピンクに染まる空も美しいですが、ウィスタリアに染まる空は、その湿度までもが感じられ、とても魅力的です。

熊本市西区の小島から有明海越しに眺める島原の空で、何度かこのウィスタリアに出会いました。

今回は、まだ訪れたことのない異国の地を味わうような気持ちで、ウィスタリアの中に灯台を加えました。

二人 FUTARI

(ジクレー版画)

「静寂」を描き終えたあと、今度は明るい色合いの絵を描いてみたくなり、アクア色の表現に挑戦しました。

背景を描き終えたとき、自然とイルカを描き足したくなりました。

描き進めるうちに、二匹のイルカの表情から愛情を感じるようになり、それが自分の中にある感情と重なっていきました。

そうして、この絵を「二人」と名付けました。

父と子、母と子、夫婦、恋人、兄弟、姉妹、友だち

人それぞれに、愛情を感じられる存在がいること、出会えること、それを忘れないでほしい。

そんな想いを、「二人」という絵の名前に込めました。

「孤高」 KOKOU

(ジクレー版画)

子どもの頃から好きな青色を使ってみたくて、この絵を描き始めました。水面の中央に凛と佇む白い馬を描きながら、「自分はこの絵で何を表現したいのか」と、作品との対話が始まりました。その問いは完成後もしばらく続き、やがて辿り着いた答えが「孤高」でした。澄み切った水を、人間の心に重ねています。心が穏やかで澄んでいれば、物事を正しく判断し、行動できます。しかし、思いがけない出来事や人間関係の波によって、心の水が濁ることもあります。濁ったまま動くのではなく、再び澄むのを待つこと。そのためには時間や忍耐が必要です。そして、自分から荒波を立てようとせずに、気高く凛とした姿勢でいること。そういう想いから、この作品を「孤高」と名付けました。

静寂 SEIJAKU

(ジクレー版画)

友人から、寝室に飾れるような深い色合いの絵が欲しいと相談を受け、なんだか落ち着けるような、そんな気持ちになれる絵を描こうと制作に取りかかりました。先に制作していた「深海」のシンプルさに色味を加え、色の移り変わりの楽しさと奥行きを表現しようと試みています。また、真っ暗な空間では寝付けない人の気持ちを思い浮かべながら、絵の中にほんの少しの光を加えてみました。完成した作品を実際に自分の寝室に飾り、しばらくの間、ぼーっと眺めては、近づいたり、離れたりして過ごしていました。ある日、心身ともに疲れ果てた状態で寝床に着いたとき、落ち込んでもいいんだよ、とそっと語りかけてくれるような、絵の持つ不思議な力に癒された気がしました。

深海 SHINKAI
(ジクレー版画)

「孤高」を描き終えたあと、抽象画の制作にとりかかり、しばらく不透明水彩から離れていました。

明るい色合いの作品を描き続けるうちに、次はもっと深く、濃い青を描いてみたいという思いが芽生え、不透明水彩の制作を再開しました。背景を何枚か描き進めていくうちに、絵そのものは、できるだけシンプルに。あまり主張しすぎず、空間に飾ったとき、静かに溶け込むような作風に挑戦した一枚です。ただ、この絵で自分が何を表現したかったのか、正直なところ、まだはっきりと言葉にできていません。この絵を見た方が何かを感じ取り、そしてその感覚が、まだ自分自身も気づいていない何かに、ふと気づかせてくれるかもしれない。そんな余白を残した作品です。

地方創生を目的とした熊本市のふるさと納税に作品を返礼品として提供しています。

◾️熊本市ふるさと納税「Whitehorse」原画
※開催中の個展では「孤高」という作品名で展示しております。

https://item.rakuten.co.jp/f431001-kumamoto/313-1821/